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2011年4月 5日 (火)

一度に人事異動をする理由‥‥異動の季節(2)

「定期異動」と称して年1回、あるいは年2回、かなり大規模に行うのはなぜでしょう。
年度が改まると同時に経営戦略に合わせた組織変更があって、それに伴って人員の配置を見直すからですね。
そういえば、毎年3月末頃になると、お役所や警察の異動が新聞の割と広いスペースを割いて掲載されますね。そうそう、教職員の異動なんか別刷りまで出ていますね(別刷りというのは新聞の本体とは別に数ページのものがついていることがありますね、あれのことです。日曜版だとか)。あの異動の記事って大変だったなぁ、校閲するの。延々と名前を読み続けるんだから。しかも間違えてはいけないし‥‥。あらら脱線してしまった。

「?」と思った方、いらっしゃると思います。学校では環境や経営方針によって組織が変わるということはあまりありませんから、組織変更は定期異動の理由にならないのではないか?
はい、その通りです。
定期異動を起こす理由はそうした積極的なものだけではなく、どちらかというと消極的なものもあります。それが「玉突き異動」。この玉突き異動はどこの組織にも存在します。ところで玉突き異動って何でしょう?

【玉突き】
①室内遊戯の一つ。撞球。
②①の球が次々に他の球に当たるところから追突された車が前方に押し出されて、次々と前の車に追突すること「-事故」

玉突き異動は、動きとしては玉突き事故とはむしろ逆かもしれません。前へ前へと波及していくと言うよりは、後へ後へ響いていくような感じ。
ある人を異動させようとすると、その人がいたところを埋めなくてはならないことが多いです。なので、そこに人を異動させる。するとさらに欠員が生じるので、そこに他の人を‥‥。というように、一人異動をさせると、次々と連鎖的に異動をさせなければならいことが多いのです。

最初の人の異動には理由があることが多いですね。「今度、君にこの部署を任せたいんだ」とか。
ところがその後の連鎖的な異動の方は、それほど大きな理由もないこともあるわけです。なので、「何で俺が~」みたいなことをいわれても、上司としても「いや、たまたまみたいよ・・」ともいえず、「ま、それがビジネスパーソンの宿命だよ」とかいってみたり、、「俺もねぇ、会社が何考えてんのか分かんないんだよ」と一緒になって人のせいにしてみたりするしかなかったりするわけです(その意味では、「こんな異動、俺に辞めろって言っているようなもんだ」と本人は思っていても、全然そんなことはなくて、たまたまということもあるわけです)。この状況を「会社の歯車だから」と思わざるを得なかったりするわけですねぇ。

とはいえ、じゃぁ異動を起案する方は何も考えていないかというとそうでもないです。できるだけその人のためになるように、あるいは組織として生産性や創造性が高まるようにと思案します。転んでもただでは起きない、どんなこともチャンスにつなげるのが商売というものです。なんとな~く買い換えたいなぁ‥‥今どきインクジェット方式のFAXなんて肝心なときにはヘッドが乾いていてエラーばっかりで役に立たないんだからと思っていたFAXが地震で壊れたら、これぞチャンスと買い換えを妻に訴え、プリンタにもなる複合機にしてしまうわけです(これもインクジェット方式だったりして‥‥へへへ、おっと、言えねぇ言えねぇ)。
その考えるときの材料は本人のキャリアプランなんですよね。だから、平素から自分は何をやりたいと思っているのかは口に出していっておいた方がよいですね。こういう時に、「そういえば○○課の△△ってのがいて、この仕事に興味持っていたよな」とかという形で俎上に載りますからね。
具体的でなくてもいいんですよ。関心がある領域とかでも。自分では気づかなかった、知らなかった部署にそれに当てはまるような仕事があるケースもあるわけで、そんなときに声がかかる可能性もあります。
胸に秘めておく、というのもよいかもしれませんが、周りの人に知ってもらっておくというのはこういう時にも役に立ちます。前回、異動はきっかけにもなるという趣旨のことを書きましたが、自分にとって好ましいきっかけにしようと思うなら、ふだんから自分の考えやキャリアプランは口にしておく方がよいといえるでしょう。

玉突き異動の最終地点は多くの場合新人さんです。一つずつ席を移っていった結果、まだ仕事に詳しくない人でもできるポジションが空くので、そこに新人さんが収まるのです。
ですから、就職したばかりの方。「こんなしょうもない仕事をするためにこの会社に入ったんじゃな~い」なんて言いたくなることもあるかもしれませんが、最初に座るいすはそんなもんです。大切なのはそのいすに座って何をするかです。しょうもない仕事をしょうもないと思って適当にやっていると、「いい加減な仕事をするやつ」になります。次の異動ではいい加減なやつでもいいような仕事が回ってくる可能性大です。
むしろ、任された仕事にはきっちり、おまけも付けるくらいな勢いでやっていれば、「どんな仕事を投げても、きちんと打ち返してくるやつ」ということになり、「今度はもっと難しい球が飛んでくるようなところに行かせててみようか」と話は展開していきます。やはりね、実績がものを言うのですよ(ここでの実績とは営業数値のような狭い意味ではなくて、広い意味ね)。
このことは新入社員さんだけではなく、社歴はそこそこあるんだけれどその仕事、その部署では新人さんというという方も同じです。「一隅を照らす」という言葉があります。どんな仕事にも相応の意味があり、それをきちんと全うすることが大切なんです。

その意味では、この春異動された皆さん。新しい場所は居心地がよい方も、「?」な方もいらっしゃると思います。でも、そこで何を成し遂げるか、があなたのこれからに大きく影響するはずです。複雑な胸中の方もいらっしゃるかもしれませんが、まず、きちんと仕事に応えるところから始めてみてはどうでしょうか?

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