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2008年1月15日 (火)

働くのは、喜びよりも虚栄心

「労働に内在する喜びは近代の人間主義的労働論の思い込みでしかない」

「実際の労働経験は、労働を手がかりにするにしても、他人の評価をあくまで求める承認欲望によってすみずみまで浸透されている」

「近代の労働観」で今村仁司・東京経済大学教授は述べています。

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そもそもギリシャ時代には手仕事は忌み嫌われるものであり、それが尊いものとされるようになったのは近代になって勤勉な労働力の確保が必要となったからであるというのです。しかも働くことそのものが尊いわけではなく、労働を通じて上司あるいは同僚、部下から評価され、尊敬され、人格と承認されることが働く意欲につながっているのであって、労働そのものに価値を感じているように見えてもその裏には認められたいという欲求が潜んでいるとか。

いい仕事をすることに満足感を覚えたとしても、その仕事が一切評価されなければ、それを継続していこうという気にはならないであろうということでもあるわけです。

なるほどねぇ・・・。

この論で行けば、マズローのいう「自己実現欲求」に基づく行動、労働というのは無くて、「自尊・承認欲求」を満たそうとする行動、労働どまりということになります。B価値を感じてというのもないのでしょうね。

個人の自由や尊厳というのは労働の中にあるのではなく、それ以外の「自由な、無為な時間」にこそあるのだそうな。ギリシャ時代の市民はこの無為な時間こそ市民であることの象徴であるとし、この時間を思索をはじめとする社会全体がよくなるための活動に充てていたわけで、その意味では現在の労働者も時短によって現れた時間は、さらに労働に振り向けるのではなく社会のための活動にこそ充てられるべきということになります。Jobに対してWorkに力を入れよということでしょうか?

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