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  • 横山 哲夫: 個立の時代の人材育成
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Oli-Oliの記

  • 構造の美~エッフェル塔
    OLI OLI ~ ハワイではHappyという言う意味だとか。 「折々(おりおり)」に掛けてみました(おやじギャグなんだから全く・・・)。 街中、山中・・・・歩いて(食べて)気づいたこと、おもしろかったことを取り上げてみました。
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2017年6月21日 (水)

遅すぎることはない・・・キャリア開発ワークショップ・CDW参加者の声 その3

11月に開催のキャリア開発ワークショップ・CDW。
CDWに参加された方の声を取り上げていますが、

決して遅すぎることはない、と思った。定年後の身の振り方を考えようと、どちらかというと残りを数えるような気分で参加したが、むしろまだまだ自分にできることが少なからずあるんじゃないかと思えるようになった


という中高年の方も多いです。
特に男性に多いのですが、雇用機会均等法施行から30年を経た今、女性管理職の方から伺うこともあります。

定年制度は新卒一括採用とともに廃止した方がいいのではないか、と私なんかは思っているのですが、なんとなく定年が近づくと「カウントダウン」的な発想になることが多いようです。
「もうあと○年か……この期間にできることもしれているしなぁ」
とか
「今からでは上級管理職になる目もないしな」
とか
「定年したらどうしようかな」
とか……

CDWに出てみれば分かるのですけれど、定年というのは多種多様にある節目の1つにしか過ぎません。
なんだか、定年で人生がガラッと変わるように思っている方は多いのですが、それって多分、昔のテレビドラマの印象を引きずってますよ。

夢のないことをいいますが、
人によってはローンを抱えたままだったり
晩婚化が進む中、定年年齢に達しても子供はまだ在学中だったりして
「働かねばならんのですよ」ということになっていたりするんです。

それに、こうしたことが定年前に片付いていたとしても、最近の平均余命をみれば、定年後20年近くあるんですよ。おつとめした期間ほどではないけれど、長~い時間が残っています。
これを「余生」として過ごすのでしょうか?

第二の人生
この言い方が誤解を生んでいますね。
定年でそれまでがリセットされて、新たな人生が始まるなんてことは幻想ですよ。
そこまでの人生の延長に、定年後の人生があるのです。
人生に2つめがあるわけないじゃないですか(輪廻転生といった話になるとこれは別ですが)

「え~そんな~。定年でスパッとこれまでの会社員生活に別れを告げられると思ったのに」
別れを告げるにしても、そこでゼロクリアにはならないのですよ。
だからこそ、今やっておくことがあるんですよ。
やっておいた方が多分、
「いやいや。くっきりすっきり定年後の人生始まってますよ」
ということになるんじゃないですかねぇ

2017年6月20日 (火)

自分を認めてあげる・・・キャリア開発ワークショップ・CDW参加者の声 その2

11月に開催するキャリア開発ワークショップ・CDW
アンケートに記された参加された皆様の感想をご紹介する2回目です。

今回は、特に女性の方に多い声

これまで自分のことがよく分からず、周りにあわせるのに懸命だった。すべてが分かったというわけではないけれど、ここは自分の持ち味なんだと自分で自分を認めてあげられる部分ができた

このお話は、アンケートだけでなく、直接伺ったこともあります。
小さな頃から、「女の子らしさ」を求められる。
例えば、自分の考えや思いをむやみに表明しない、むしろ周囲の人々(親も含めて)に気配りし、先回りして配慮すること、やさしい仕草やにこやかな表情をで接することなどなど……
自分であることよりも、「周囲からの期待像」であることを求められる。
しかもその期待像の中には、社会的・文化的な規範も含まれているという。

期待に添っていないものは、周囲からだめといわれる前に、自分で「これではいけないんだ」とダメ出しをしてしまう。

それになれてしまうと、親しい人や自分のことをよく分かってくれている人が、「それはあなたのいいところなんですよ」といっても、もはやそうとは思えない。自分のためにいってくれているとは分かるのだけれども、それに素直になれなかったり。
そして、その受け入れられないことに、あらためてまた自己嫌悪を感じたりする。

とっても大変な人生でした。お話を聞かせてくれた方はそう仰っていました。

でも、2泊3日、本当に自分のためだけに時間を使ってみる。
他者への気配り、心配りもできるだけ止めてみる。でも、本当にしたいときにはしてみる。
そうした時間、短い時間だしほんのちょっとだけかもしれないけれど自分らしく51時間を生きてみる。
そしてその51時間しか知らない、CDWのほかの参加者から最終日には自分の話についてフィードバックをもらってみることが、自分で自分を知り、納得する上で大きな手がかりになったと仰っていました。

51時間という時間がもたらす結果といえるかもしれませんね

2017年6月19日 (月)

自分自身のことなのに後回しにしてきた・・・キャリア開発ワークショップ・CDW参加者の声 その1

今年11月23日から2泊3日の日程で東京/高尾を会場に開催する「キャリア開発ワークショップ・CDW」。
ただいま参加者を募集中ですが、51時間かけてどのような意味があるのか、その感想をご紹介してみたいと思います。

毎回最後に書いていただいているアンケートの内容を元にしていますが、原文のままをご紹介することはできませんので、特徴的なものについてその趣旨をご紹介するということでご容赦ください。

若手の方、中堅層の方がよく仰るのが

 自分自身のことなのに、時間をとってきちんと考えるということをしてこなかったことを痛感した。良い機会だったと思う。できたゴールに向けて、ときどき振り返りながら取り組んでいきたい

就職活動の時など、これまで考えないで来たわけではないんです。
ただ、会社に入ってしまうと、ふだんの生活の中では、ほかに考えないといけない、しかも緊急性の高いことがあったりするわけです。なので、中断せざるを得ないのです。

しかも、将来のことのように「それ、正解です」という答えがあるわけではない考え事は、つらつらと続くものです。
だって、算数の問題とかであれば、いったん答えは出るし、それが合っているかどうかを確かめられますが、将来のことは将来になってみないと分からないからです。
なので、どうしても続いてしまう。

「ここまで考えているから大丈夫」というのは、誰も言ってくれない。
自分で、「そうか、こういうことか!」と、腑に落ちる。そこまでじっくり考える時間を確保してみるしかないのですね。

そしてCDWはキャリア・カウンセリングが標準装備です。これも、腑に落ちる、という意味ではとても効果的なんですよね。

2017年6月 9日 (金)

適職診断があったなら

「向いている仕事が分かるようなテストありませんか」という質問を、ご相談にいらした方とか会社の人材開発部門の方から聞かれることがあります。
あると便利そうですね。でも、きっと役に立つ場面は限られるかも。

便利そう、という意味では、自分の知らなかった仕事に目を向けられるという点があります。
しかも、「これって、あなたに向いていますよ」と言われると、なんだかそんな感じがしそうです。
ある種のプラセボ効果ともいえるでしょう。

でも、「・・・え? なんですかその仕事? う~んそんなんじゃなくて」といって、自分の知っている範囲の仕事の中で、向いている仕事を出してほしい、というスタンスで臨まれると、いい結果にはならないです。
突飛なものを言われてもなかなかその気にはならなかったりしますからね。

例えば初生雛鑑別師。あなた向いていますよ、といわれて「わーい」という人ってどのくらいいるでしょうか?
私はやってみたいです。初生雛鑑別師。でも1カ月だけくらいしか持たないかもしれないけど。
飽きっぽいので。

初生雛鑑別士というのはひよこの雄と雌を見分ける人です。
名前に「師」がつくとおり、とても高度な知識と技術が求められる仕事です。
かなり難しいらしく、国家資格であります。
報酬はこのサイトによると年収500万円から600万円。
海外でのお仕事もある模様。

手に職をつけて、グローバルに活躍したい!! そう言う方には向いているお仕事かもしれません。でも、この仕事を目にしたり、あるいはこの仕事をしている人に出会う確率というのは低そうです。その意味で、適職診断か何かがきっかけとなって知るところとなって、よし! やってみよう!! ということもあるでしょう。
でも、そんな素直な人ばかりではなく、知らないものには尻込みする人にとっては、「なんだか、適職診断ってあてにならないなぁ」という印象を残すだけになりそうです。

ましてや、占いみたいに、当たるか当たらないか分からないけれどやってみよう。というのはよした方が良さそうです。
だって、これ、当たるというのは元々自分が思っていた範囲の中ということですし、当たらないというのは想定外か、これはないなと思っているものが結果として現れているということになっていることが多いです。これって、やる前から分かっていることではありませんか・・・

ツールがあるだけではダメで、それをどう活かすか、どうサポートするかが大切ということですね。

2017年6月 5日 (月)

考え方のプロセス~リニアかパラレルかスパイラルか

昨日は、キャリア開発ワークショップ・CDWと内観の似ているところについて取り上げてみました。

あとで思いついたことですが、思考のプロセスが特徴的であるという点でも似ているのではないでしょうか? 

内観の場合(ここでは
吉本伊信の内観法を元とした内観療法のことを指しているとお考えください)では、考えるテーマが一つ一つ面接者から提示され、それをじっくりと考えます。そして、改めて巡ってきた面接者にそれを話し、また次のテーマをもらい、考えていきます。
一通り終わるともう一度最初のテーマに戻るそうです。

(なんとも、参加したことがないのでこういうあいまいな言い方になってしまいます。本来は参加してから書くべきなんですよね。時期が来たら参加し、もし違っていたら書き直そうと思います)

一つ一つ進んでいるようですが、それがらせん状(スパイラル)になっていると言えるでしょう。
CDWでも同じ様に一つ一つのテーマが設定されたワークシートに向き合い、そこに記されたテーマについて考えるという進め方になっています。
ただ、内観と違って最初のテーマに戻ることはありません。
一つ一つを考えてるのですが、やはり前のテーマは気になります。今のテーマを考えているうちに、「そういえば」と気づいて、前のシートに書き足したり、書き直しをしたりします。
頭の片隅に残っているという感じです。
その意味では、進むにしたがって重層化しているような感じです。

これらは知識やスキルの獲得を目的とするいわゆる一般的な研修とは大きく違っているのではないでしょうか。普通の研修は、ひとつひとつ解決すべき課題、達成すべき課題がはっきりしていて、それをクリアしたら次に進めます。簡単なものから難しいものへ、基本から応用へ、という進め方になります。
内観がスパイラル、CDWが重層化(パラレル)とすれば、リニア(直線的)な感じと言えるでしょうか。
ベースとなる知識、動作を獲得しておかないと、次に進んでも分からなさは解決しませんし、できなものはできないままになってしまうからでもあります。
その都度、できるかどうか理解度、習得度を確認して進めていくのです。
習得することがはっきりしているのであればこの方法が確実ですし、多分効率的です。
学校での授業はその最たるものではないでしょうか?

ただ、この方法には前提があります。
習得するものとその筋道がはっきりしていることです。
だからこそ組み立てられるのですけれど。
しかし、CDWのように自分のキャリアを考えるとか、内観のように自分や自分の生き方考え方、あるいは有り様を考え直してみるということになると、「習得するもの」は明確にはできません。
一人一人違いますから。
ただ、おおよその筋道は考えられる、それがカリキュラムとなっていると考えられるように思います。

一般的な研修に慣れていると、こうしたスパイラルなあるいはパラレルな学習というのは、なんだか落ち着かないでしょう。
それが、
「いま、何をやっているんだっけ?」とか
「何度も同じことばかりやっているような気がする」とか
「答えのようなものを示してほしい」といった感覚を生むのだと思います。


CDWでは、「研修」と呼ばずに「ワークショップ」と呼んだのは、そういう意味でも的確であったなぁ、と先達の智恵を思うのでありました。

«一つ一つ、考えていくということ~キャリア開発ワークショップ・CDWと内観療法

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